5日目「シベリア鉄道の夜」

4月14日(日) ロシア、シベリア鉄道

 

夢を見た。

栃木県でサラリーマンやってる時の夢だった。

俺の1つ上の先輩がいた。

責任感と正義感がもの凄く強い人で
とても自分の1つ上だとは思えないくらいデキる人。

ポンコツ過ぎた俺はアホみたいな仕事をして
その先輩をいつも怒らせていた。

俺は基本的にその先輩にビビっていたので
その先輩が休みの日は決まって心の中で安堵していた。

いつかちゃんと話してみたいなー
とか思ってたけど結局
俺がビビりすぎたせいで実現できなくて残念だった。

その先輩と話してる夢だった。

何を話したのかは全く覚えていない。

いつか話せたらいいな。

 

 

10時半ぐらいに目覚めた。

列車はゴトン、ゴトンと
大きな体を揺らしながら線路の先へと
シベリアの大地をひたすらに駆け抜けていく。


景色は、、、、、


見えねえ!!!!!笑


いやこれマジでミスったわ。

上段のベッドからは景色がほとんど拝めない。

しかも、しゃがむことすらできない
横になるためだけに造られたスペース。
ずっとこの体勢はなかなかしんどいで、、、、


下段のベッドを除くと、小さな子どもを連れたお母さんがすやすやと眠っている。

下段のベッドは座席としても使われるため、上段の乗客が座る際はスペースを譲るのがルールらしいが、とてもそんなことを言い出せる雰囲気ではない。

下段に座ってると、自然に周りの乗客とのコミュニケーションも生まれそうなものを。上段のメリットとしては確実に自分のスペースを確保できることぐらいか、、、


いや、これミスってるわ。完全にリサーチ不足。

次乗るときは絶対下段で予約しとこ。


というわけで通路にて一人寂しくカップ麺を食べる俺。

ベッドに戻るが、あまりにも暇なので食堂車に行ってみることに。

かなり割高と聞いているので、雰囲気だけでも見てこよう。


連結された車両を3つほどまたぎ、食堂車に到着。

すると、テーブル席に座ってビールを飲んでいるおっさんから呼び止められる。


「◎×△*+・@○■!!!!!」


その表情と雰囲気からどうやら歓迎されているらしいことは伝わってくる。

ベニャミンさん(30)

かなり酔っぱらっているらしく何を言っているのかはよく分からない笑

3人の子どもがいるらしく
どうだ、可愛いだろ!?
って感じで写真をたくさん見せてくれた。

英語が全く話せないようなので、Google翻訳を使ってなんとか会話をしようと試みる。

それにしても翻訳機能の進歩はすげえな。カメラをかざすだけで、文字が翻訳されて表示される。

だが、この機能はタイプされた文字にはかなり有効だが、手書きの文字にはまだなかなか適応できないらしい。

「手書き読み取れへんからスマホでタイプしてや!おっさん!」

と何度も伝えているのに、暗号にしか見えないキリル文字を手書きして見せてくるおっさん。

いや、分からへんがな!苦笑

そんなことはおかまいなし、ぐいぐいロシア語で話しかけてくるおっさん。

すげー美人の奥さんの写真を
どうだ、羨ましいだろ!?
って感じで見せてくるおっさん。


俺もおっさんになったら(いや、既におっさんか)こういう陽気な感じで生きてたいなと思った。笑

こうやって話しかけてくれるだけで嬉しいもんな。

こんなどこの馬の骨かもわからんような外国人に楽しそうに話しかけてくれるそのホスピタリティーは見習わなあかんわ。

日本の皆さん。
どうか、町で外国人が1人寂しそうにしていたら、勇気を出して、日本語でも良いので話しかけてみて欲しい。

異国の地に一人ってのは想像以上に寂しいからな。

 

列車は数時間おきに駅に停車しながら、ひたすらにシベリアの大地を駆け抜けてゆく。

 

時折、通路に出て窓の外を眺めてみると、荒涼とした大地が遥か彼方まで続いている。

その強烈すぎる連続性、永続性。

世界の壮大さをまじまじと見せつけられているかのようだ。

これ、リアルRPGやわ。

この世界に、自分という人間を知っている人は誰一人としていない。

快感、恐怖、不安。

その事実が、精神の奥底に様々な感情を掻き立てる。

これだ。この感覚を求めて旅に出たんだ。


ガキの頃、画面の中の冒険に夢中になっていた俺に伝えたい。

お前は今、地球という名の冒険の舞台に立っているんだぞ。ってな。笑

 

それにしてもこの新しい場所へ向かう感じ。ポケモンでジムリーダー倒して次の町に向かうあの感覚に似てるな笑。

 

 

そんなことを考えながら過ごすシベリア鉄道の1日であった。

また、夜がやってくる。

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