22日目「時代が終わることよりも」

5月1日(水) ロシア、モスクワ


まずは今後の旅の計画を立てることに。

次なる目的地は、サンクトペテルブルク。ロシア屈指の大都市であり、かつてロシア帝国の首都として栄えた場所。ヨーロッパへの玄関口としても重要な役割を担っており目と鼻の先に北欧、フィンランドがある。

北欧を目指すにあたり避けては通れない場所なのである。

明日の深夜にモスクワを出発し、明後日の朝に到着。サンクトに3泊し、いざ北欧へ!!!

いよいよロシア編の終わりが見えて来た。

午前中はゆっくりとブログ、及び今後の計画に時間を使い、午後から街へと繰り出す。


本日最初に向かった先。

モスクワ音楽院

ロシア国内の音楽教育機関として最高位に位置づけられ、世界三大音楽院の一つにも数えられる。

作曲家として世界にその名を轟かせたチャイコフスキーが過去、当音楽院で教授を務めていたことから、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院とも呼ばれている。

建物の前にはチャイコフスキーの銅像が

なんとここモスクワ音楽院では、毎日のようにコンサートが行われているらしい!!

音楽をテーマに旅をしている以上、来ない理由はなかった。

ピアノの演奏会を鑑賞することに。お値段なんとたったの100ルーブル。

うおおおおおおおお

最高の機関で育てられた、凄腕のピアニストたちの演奏がこれだけ近くで聴けるなんて。

演奏者が登場し、暖かい拍手が巻き起こる。

鍵盤に向かい、精神を集中させると同時に静寂に包まれる会場。

それは、まるでダンスのようだった。

一挙動、一挙動。流れるように、吠えるように。放たれた全身を受容し、黒い塊が唸りをあげていく。

演奏者は単に、鍵盤を叩いているのではない。表現されるべき物語に自らの感情をぴたりと重ね合わせ、自分自身がその世界の体現者となる。

音楽は、音だけで表現されるものじゃない。

挙動、表情、感情、思考。それらが、燃え滾る炎にくべる木のような役割を果たすのだ。

 

単に耳だけで聞くのと、実際目の前で弾いてる姿見るのとじゃ、全然違うわ。すげー良いヒントをもらったような気がするよ。

いやー来てよかった。


よし。今日も歌うぞ!!!

意気揚々とアルバート通りへ向かう俺。

場所を確保し、颯爽と歌い始める。


だが、、、

「ここはダメだ!!!向こうの方に行ってくれ」

「はー?!昨日ここで演奏してる人おったやんけ!!」

だが、流石に注意されて続けるわけにはいかない。

再度場所を探すも、今日は昨日よりもかなり人通りが多く、バスカーの数も断然多い。全然場所がねえ、、、、

演奏しようとすると「ここはダメだ!」と、どこからともなくおっさんが駆けつけてくる。

なるほどな。おそらくだが、ここにはバスカー達のコミュニティってのが存在してる。路上パフォーマンスの聖地、アイルランド、ゴールウェイに半年間住んでたから分かる。

縄張りが決まっていたり、時間を決めて交替制でやってたり。その中によそ者が入り込むのは至難の業だ。

くっそー

一度アルバート通りは諦め、クレムリンの近くの通りで、大音量バスカー達に挟まれて歌ってみたり。アルバート通り周辺の人通りが多いところで歌ってみたり。

諦めが悪い俺。色々試してみるが、なかなか良い反応を得られない。

アルバート通りに戻ってみると、俺が移動させられた場所で堂々とアンプ繋いで演奏している集団の姿が。

モスクワの路上、全然楽しくねえ!!!!!

しんどいだけやわ笑

結局十回近くも場所を変え、気づいたら夜に。

今日はアカン日やったな。。。
ってかモスクワまじでキツイわ

その後向かった先は

マリーナのバー。

オススメのビールを出してもらい、カウンターの席でしっぽり飲み始める俺。

お客さんたちと気さくに会話し、時折、満面の笑みを見せるマリーナ。手が空くと、俺のところに来て話し相手になってくれる。

生き生き仕事してるようで安心したわ。


酒を飲みながら考える。

そういや、日本では平成から令和へ。今日から新しい時代が始まるんだよな。

でも、俺にとっては平成が終わることより、このロシアでの旅が終わることの方が遥かに重要やわ。

これまでたかが22日、されど22日。数えきれないくらいの思い出があって、出会いがあって、思い浮かべただけで、熱いものがこみ上げてくるもんな

悩んで、迷って、苦しみ抜いて、旅に出た甲斐があったなと思う。

いやー寂しいな。まだ考えるのは早いかもしれんけど

世界一周終える頃にはどうなってるんやろうな。

 

 

人生は続く。

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