20日目「モスクワのロシアン美女」

4月29日(月) ロシア、モスクワ


午前12時15分

列車は予定時刻通り、首都モスクワに到着。

述べ7泊8日、9285kmのシベリア鉄道の旅がここに終結!!!

いやー感慨深いな。これだけ走ってまだ1カ国目って、どんだけデカイんやロシアって笑


まずは荷物を置くため宿へと向かう。

当然だが、これまで訪れて来たロシアのどの都市よりも洗練された印象を受ける。

13世紀から、モスクワ大公国の首都として栄え、18世紀に一度サンクトペテルブルクに遷都を行うも、1918年のロシア革命以後より再び首都となり、東ヨーロッパの経済中心地として重要な役割を果たしてきた。

無事宿にチェックインしベッドに寝転がっていると知らぬ間に眠っていた。いくら列車の中で寝ても、やはり体力は完全には回復しないようだ。

2時間ほど眠り、意気揚々とモスクワの町へ繰り出す俺。

実は、本日とある人と会う約束をしているのだ!?!!!!!


ロシア人のマリーナ

なんと彼女はクラスノヤルスク出身でモスクワ在住。クラスノヤルスクでスクープされた俺のニュースを見て、もしモスクワに来るなら会いたいです!とインスタを通じてメッセージしてくれた。

そんなん断る理由あらへんがな!!!!笑

「まずなんでロシアなん?そしてなんでクラスノヤルスクなん?あんなくそ田舎に笑」

「日本から近いとこから旅したかったんや笑!クラスノヤルスク行ったのはイルクーツクでたまたま泊まった宿のスタッフがオススメしてくれたからやな!予定決めるの嫌いやから、その場その場で行き先決めてるんや!」

「なんなんそれ、めっちゃおもろいな」

しかし、マリーナを一言で表すとしたらロック

ロックな女性って感じやな

年齢は俺より1つ下の24歳

16歳の時、ギターを始めクラスノヤルスクの路上でよく弾き語りをしていたそうだ。最近はあまり弾いていないが、4年前にモスクワに来た時もよく路上で歌っていたとか。

そして18歳の時、ヒッチハイクだけでクラスノヤルスクからなんとウクライナまで行って帰ってきたらしい。多分北海道から沖縄の距離の何倍もあるやろな。

その旅の途中、モスクワに立ち寄ったことがきっかけで今は家族と離れ、一人モスクワでバーテンダーをやっている。だがそれだけでは生活は厳しく、配達の仕事も掛け持ちしているそうだ。

「ロシアはマジで住み辛い国だ(詳しくは割愛)。私は早くここから出ていきたい。コスタリカに移住したい」

「それは分かったけど、なぜにコスタリカなん?!笑」

「まず暖かいやろ。それが一番。んで、社会保障が充実してる」

コスタリカ

中央アメリカに位置する小さな国だが、軍隊を廃止し、軍事費を教育や社会保障費に充てていることで有名。確かに、興味深い国であることは間違いない。

「日本の映画とかアニメよく見るよ!この歌知ってる!?映画を見てこの歌知った。何回も見て何回も泣いた。」

そう言ってマリーナが聴かせてくれた歌は、なんとレミオロメンの3月9日。

「まじか!これ卒業式とかでよく歌うめっちゃ有名な歌やで!」

外国人と話していていつも感じるが、日本の映画やアニメの影響力は並外れてる。日本の音楽それ自体の知名度は残念ながら皆無だが、アニメがきっかけで日本の歌を聞くようになったというのはよく聞く話だ。

そんなこんなでお互い得意ではない英語で頑張って会話しながら町をぶらつく。

だが、どうやら今日は町の中心部で何やらパレードが行われており、広範なエリアで一般人の立ち入りが制限されているようだ。

「それじゃ、私が働いているバーに来ない!?ビールでも飲もう。ってか歌って!笑」

「おーいこういこう!」

ってなわけでバーに向かうことに。

ビールが大好きだというマリーナ。オススメのやつを教えてもらい注文、これがまたうまい。

酸味が強く、すげー特徴的な味で、THEビールって感じではない。

ギターを取り出し、おもむろに3月9日を歌い始める俺。歌詞を覚えている部分を一緒に歌ってくれるマリーナ。

実はマリーナ、最近彼氏と別れたらしい。とりあえず元気出してくれ。

「マリーナも歌ってや笑!俺だけ歌うとかフェアじゃねーやろ笑」

しぶしぶギターを受け取り、歌い始めるマリーナ。

弾き語りしてる女性っていいよな。


それを聴いて、気のいいおっさん達も俺たちのところにやってくる。

「おー!日本から来たのか!ロシア人はな、日本のことが好きな人が多いんだぞ!」

日本とロシアはもっとお互いを知るべきだ、もっと交流するべきだと、日本とロシアの関係について力説してくるおっさん。

「お前、OASISは知ってるか!?」

知っていると言うと上機嫌になる別のおっさん。俺の伴奏に合わせ、名曲Don’t look back in angerを熱唱。

いやー良い夜だった。

やっぱり、俺は観光のために何かの入場料にお金を払うなら、こうやって現地の人たちと語らうための酒の1杯にお金払う方が100倍有意義やと思うわ。

普通に生きてたら絶対に出会えない人達から、普通に生きてたら絶対に聞けない話が聴ける。

そんなことを考えながら、ほろ酔いのまま宿に帰るだいさちであった。

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