14日目「現地紙にスクープされる」

4月23日(火) ロシア、クラスノヤルスク


午前10時、起床。

か、身体が重い、、、、
どうやらかなり疲労が溜まってきているようだ。

 

旅に出て既に約2週間。

長年の夢が、目の前の現実となり、流れてくる1日1日を噛み締めるように生きていた。

まだ、旅は始まったばかり。それでも、宝物のようないくつもの出会いに恵まれ先行く道を照らしてくれている。

だが、全てが楽しいかといえばもちろんそうではない。

自由になるということは不自由になるということと表裏一体の関係にある。


人は通常、何らかの集団に所属して生きている。

学校や塾、会社、クラブチーム。何かに所属していさえすれば、大抵のことは自分で考えなくてもよい。その集団の方針に従っていれば、誰かに批判されたり糾弾されることも起こり難い。

一方、旅人はどこまでも孤独だ。

今何をするか、次にどこに行くか。日々の一瞬が決断の連続。そして、この旅を終えた時に自分がどうなっているのかなんて全く予想できないし、人がやらないことをやっている分、人に批判されるんじゃないかという恐怖心は常にある。

そういった代価を支払った分だけ、心が震えるような瞬間や、想像もできないような出会いが待っているんじゃないかって思う。

やっぱ俺は色々考えすぎやな。

やると決めた以上、1日1日を全力で生きていく。仮にこの旅を終えて日本に帰って、しがないリーマンになってたとしてもそれでいいじゃねーか。

未来のことなんて考えても仕方ねえ。


今の俺にできるのは、歌うだけや!!!!!!

歌うことこそがあらゆる恐怖、不安を昇華してくれる。

夕方からまたシベリア鉄道に丸2日乗ることになる。そこで思いっきり寝まくればいいし歌える時に歌おう。

つくづく俺は歌うのが好きなんやと思う。何時間やってても飽きへんしな。笑


てなわけで、まずはおなじみの地下道で練習し、その後橋の上で本気出す作戦でいこう!!!

ディマのアドバイス通り、看板をロシア語表記に書き換えいざ出陣!看板の内容を手軽に変更できる仕様にしといて良かったぜ。

今日の人通りは多すぎず少なすぎず。

丁度良い感じやな!!!


え、人通りは多い方が良いんじゃないか?って?

多すぎると気持ち的にやりにくいんや笑

なぜなら、興味持ってくれる人なんてほんの一握りだから。


俺の体感だと

少しでも反応してくれる人 5~10%
お金入れてくれる人 1~5%
話しかけてくれる人 1~3%

場所にもよるけど今のとこ、このくらいのイメージ。

ほとんどの人が素通りよ笑!当たり前やけど!

だから、まだまだ経験不足ってのもあるけど、人多すぎるよりはそこそこの人通りの方がやりやすい。


橋の上でノリノリで演奏しているとある男性が俺に話しかけてきた。

「すげーな!会えて嬉しいよ!俺はイギリスに留学してたことあるんだけど、日本人の友達もいたよ。応援してる!君のことをインスタで紹介しておくよ!」

おっさんええ人か。


今日は合計2時間ほど歌い、まずまずの結果。

近くの食堂で飯を食べていると、さっきの男性からインスタでメッセージが。


「おい、君がこの町のスーパースターになってるぞ!!!」


ん?


ん?

 

【朗報】だいさち氏、ロシア現地紙デビューを果たす


まじか笑笑笑笑笑

トップ画昨日ネタで撮ったやつ勝手に使われてるやん笑

ダサさはんぱねえ笑笑笑

いや、このダサさ加減が俺っぽくて丁度いいな。おかげで話のネタになる。笑

なんと、現地紙のインスタでも俺のことが紹介されたようで、ロシア人のフォロワーが20人近くも増えているではないか。

さらに美人の現地記者から
「旅について取材させてくれませんか?」
というメッセージも届いているではないか!?!?!

無念。

切符を買ってしまった以上、もうすぐ列車に乗らなくちゃいけない。

断腸の思いで、感謝の辞と断りの連絡を入れる俺。

うわーーー。

今路上で歌えば、道行く人が話しかけてくれそうなのになー。。。

急にモテたりしそうやのになー。。。(それは無い


いや、落ち着け俺。

このまま去っていく方がさすらいの旅人っぽくてカッコいい。そうだ、そうに決まっている。泣

 

お世話になったエドさんに別れを告げるべく、足早に宿に戻る俺。

「会えてよかったよ!君の旅はインスタでずっと見させてもらう!またクラスノヤルスクで待ってるよ!」


旅人。


俺にしてみれば、旅をするなんてもはや当たり前。旅をしている人を何人も知っているし、特別なことでもなんでもない。

それでも仮に、自分の地元に、世界中を旅している外国人が立ち寄ってくれたとしたら。もの凄く嬉しいと思うし、その後どういう旅をしてくのか気になるかもな。

旅で出会った人は一生忘れんし、その関係がずっと続いて欲しいと思うし、旅人として何か少しでも与えることができれば嬉しい。


ありがとうエドさん。
ありがとうクラスノヤルスク。


18時過ぎ、シベリア鉄道に三度目の乗車。

寂寥の念と共に、クラスノヤルスクを後にするだいさちであった。

 

続く。

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