10日目「LIVE in シベリア鉄道」

4月19日(金) ロシア、イルクーツク

 

本日、3日間宿泊したイルクーツクの宿をチェックアウト。16時から再びシベリア鉄道を利用し、さらに西側のクラスノヤルスクという町まで約19時間かけて移動する。

宿でバイト?をしている大学生の女の子がお勧めしてくれた場所。その町に5年間住んでいたらしい。

聞いたことも無い街の名前だが、人口100万人超。これまで訪れた中では最大規模の都市。

こうやって人に直接聞いて次の行き先が決まっていく感じ、好きやわ。

一つの出会いが伏線となって、新しい出会いが連鎖していく。


今泊まっている宿はスタッフの雰囲気が良くて気に入ってるし、何より安いし、できることならもう少し泊まっていきたい。

だが、ロシアに滞在できる期間はビザで30日までと決まっている。延長することはほぼ不可能。

ということは残り約20日しかない。うかうかしてるとすぐに過ぎてしまう。

てなわけで、どんどん前に進んでいこうと思う。


宿をチェックアウトする前に、どうしてもやりたいことがあったので町をうろつく。

アカン、雪降ってるしくっそ寒い。

まずは食堂的なレストランで腹ごしらえ。


120ルーブル。ボリュームもけっこうある。こういうGoogle Mapにも載ってない、小汚い感じの店が安いしうまいし丁度ええんよなー。


その後、町を徘徊すること約3時間。


ドーン!!!!!

ハーモニカ を てにいれた!


日本円にして合計9000円ぐらい。

日本じゃなかなかこの価格では買えへんぞ!

町中の楽器屋訪ね歩いて見つけた掘り出し物や。

なぜ今ハーモニカって?!


理由①路上ライブに必須

まじでハーモニカ必要やわ。

路上で生音で弾いていると、音を届けるために基本的にバッキング(ジャカジャカ弾くスタイル)で演奏することになる。

だが、間奏でコード弾いてるだけだと味気ないし飽きてくる。ハーモニカがあることによって雰囲気が全然変わる。

理由②気軽にセッションができる

ハーモニカがあれば誰かが演奏してる中に気軽に入っていける。昨日直樹さんと一緒に演奏して思った。


こういうのはやると決めたらすぐやらんと熱が逃げてしまうし、即行動や。てなわけで練習がんばるぜ。このぐらい路上で稼いで取り返せばいいだけの話や。


ゲストハウスに戻り、直樹さんにハーモニカの基本を伝授してもらう。

「いいねー!僕もハーモニカ始めたの28ぐらいの時だし、今からやれば全然いける!」


ちなみに直樹さんは今32歳。30歳で全て捨てて旅に出るってそう簡単にできることじゃねーな。

それにしても良い人に出会えてよかったわ。

旅のモチベがすげー上がったし、またどこかで会うのが楽しみや。

 

お互い旅の検討を誓い、宿を後にした俺。


16時。

到着した列車に乗り込み、次なる町クラスノヤルスクへと向かう。

歩き回って疲れていたのか、席に座ったまま知らぬ間に眠っていた。

 

目が覚めて周りを見渡す俺。

談笑する人々。

 

ものたりねーな。


列車が止まる毎に一服しようと誘ってきたウズベキスタンのおっさんたち。車内を走り回るやんちゃな姉と弟。

長旅を共にしてきた仲間たちの姿はここには無い。

同じシベリア鉄道でも全然違う。


それにしても、旅先で誰かに会って楽しい時間を過ごして、一人に戻った時の寂しさはこの上ねーな。

この時間とどう向き合うかが旅ってもんよ。


一人窓際の席でおとなしくKindleで読書をする俺。


すると、1人の女性が俺に話しかけて来た。


「こっちの席座って良いよ!」
「もうご飯食べたん?」
「どこ行くん?」

※ジェスチャーによる推測です笑


「飯は次の駅で適当になんか買うわ!」

「えー!もう夜やし多分開いてないって!このカップ麺あげるからはよお湯入れてき!」


優しすぎかよ。

ホスピタリティーの塊かよ。


仮にここが日本だとして、日本人ばかり乗っている中で一人見知らぬロシア人がいたとして、誰か話しかけようとするだろうか?ましてやそのロシア人のお腹の心配までする人が果たしているだろうか?


お言葉に甘えカップ麺を頂き、自分の席に戻ろうとした時。

目の前に座っていた別の女性

「あのギターHIROのなん?ちょっと弾いていい?」

「全然ええで!ギター弾けるんや!!!」


ギターを取り出し、おもむろに歌い出す女性。

それに合わせて周りの人々も歌い出す。

 

なんて素晴らしいんや。素晴らしすぎるやろ。


同じ車両の中で誰かが始めた楽しいことを許容し、受け入れ、一緒に楽しもうとする人々。

電車の中で歌を歌う。ましてやギターを弾くとか日本じゃ絶対ありえへんもんな。

新幹線の中でギターを弾く?!下手したら警察呼ばれる可能性あるで笑

この雰囲気が生み出されるのは果たして、ロシア人の国民性によるものなのか、それともシベリア鉄道だからこそなのか。

女性が歌い終えるのに合わせ、拍手を送る人々。


「HIROも歌ってよ!」


ここはもはや車両ではない。立派なライブスペースだ。

歌うことに対する何のためらいもない。

全力で楽しませるだけだ!!!!!

「んじゃ、この歌めっちゃ簡単な歌やし、皆も一緒に歌ってや!」

ザ・ハイロウズの名曲、日曜日よりの使者。俺がいつも必ず歌う歌。


「シャラララーって言うだけやで!笑」


一度奏でたメロディを覚え、一緒に歌ってくれる人々。


いい夜だった。

ありがとう皆。

ありがとうシベリア鉄道。


人々の夢を乗せた列車は、今夜もシベリアの大地を駆け抜けてゆく。


つづく。

 

P.S.

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