8日目「残雪の地イルクーツク」

4月17日(水) ロシア、イルクーツク

 

寒い。
寒い寒い寒い寒い寒い

それもそのはず。

こちらイルクーツク。もう4月中旬といえどもまだ町の至るところに雪が残っている。

俺は寒いの苦手なんや。。。。。

じゃあなんでロシア来るんや!(アホ

 

さて。

久しぶりに布団でゆっくり寝たし
シャワーも浴びれたし(シベリア鉄道内にはシャワーは無い)
行動開始していくか!

身支度をし、町へ繰り出そうとしたその時。


「日本人の方ですか!?」

「ん、そうやで!え、日本人!」

「いや、台湾!」

な、なんやて!!!

日本人が喋る日本語やったから完全に日本人やと思ったわ。まさかこんなところで台湾人に出会うとは。

「ギター置いてるのもしかして君の?」

「せやで!路上で歌いながら旅してるねん」

「やっぱりかー!実は俺もギター持って旅してる!しかもTaylorやし一緒!笑」

な、なんやて!?!?!まさかの同業者!?笑笑

台湾人で日本語ネイティブレベルで旅人で歌うたいって一体どゆこと!?

彼の名前は黒川直樹(自分で決めた日本名らしい)

現在世界一周中でありストリートシンガー

台湾出身で日本に留学経験があり、日本語歴15年。中国語と日本語の翻訳家でもあり、翻訳業をこなしながら、路上で歌って稼いだお金も使い世界中を旅している。

去年の7月に台湾を出発。ベトナム、カンボジア、タイ、ラオス、インド、ネパール、中国を約8ヶ月で渡り歩き、現在8カ国目のロシアに滞在している。ロシア滞在後は北欧からヨーロッパに入り、中東、エジプト、南米、2020年の東京オリンピックに間に合うように日本に向かう予定らしい。

「旅してるとよく日本人に出会うけど、音楽で旅してる人に会うのは初めてだわ!」

「まじか!けっこういそうやけどな!それは嬉しいな」

「ってか日本人の金丸文武さんって知ってる?」


まさか、彼の名前をここロシアで耳にするとは。

金丸文武

カリスマ・ストリートミュージシャン。

20歳の時にギター1本だけ抱え日本一周の旅に出発。10年かけて日本中を渡り歩き、30歳の時、ギターと6000円だけ持って世界へ。

約2年4ヶ月かけ、路上で稼いだお金だけで世界一周を成し遂げた。

その後、世界一周中に出会った彼女と2年かけて2週目の世界一周を終え、今は夫婦で食堂を営んでいるらしい。

旅人×シンガーと言えば、ナオト・インティライミを思い浮かべる人が多いと思うが俺にとっては断然金丸さん。

俺がギター持って世界を旅しようと決意したのもこの金丸さんの影響によるところが大きい。

金丸さんの生き方は、人生は自分次第で自由に描いていけるということを教えてくれる。

「知らんわけないやろ笑!本もブログも読んでるし、CDも買ったわ!」

「あの故郷って曲めっちゃええよな~」


金丸さんのオリジナル曲「故郷」

もうやめよう人のせいにするのは
もうやめよう心のままに生きてゆける


この歌詞がいつも心に刺さる。


思い通りにならないこと。不満。

お金がないから。
時間がないから。
上司がああだから。
会社がああだから。

人は、何かにつけて言い訳を探そうとする。

結局そういう人はその不満が解消されたからといって何もできないんじゃないか?

ただ、自分が動いて失敗するのが怖いから。その行動しない理由を人のせいにすることで、自分を正当化しているんじゃないか?

結局
やる人は何があってもやるし
やらない人は何がやってもやらない

だから俺は何かに対する不満を言うのはやめようと決めた。


「明日時間あったらバイカル湖でも行かない?」

「ええで!せっかくやし喋りながら一緒に行こうぜ!」

てなわけで明日、直樹さんと一緒にバイカル湖に行くことに。

 

閑話休題。

宿を出、まずは近くのカフェで更新できていなかったブログ4日分を一気に更新し、町を散策。

ここイルクーツクは、その街並みの美しさから「シベリアのパリ」とも称されるらしい。


んー。

なんか期待してたほどではないな。笑

さすがにパリは盛り過ぎてるやろ。笑

町を歩いているとおっさんたちに絡まれる。

「おい、ギター弾いてくれよー!!!」

んー、まあ陽気そうなおっさんばっかやしちょっと弾いていくか。


近くにいた人々もちらほら拍手を送ってくれる。

お、イルクーツク、ええ感じやな。

 

だが、歌えそうないい感じのスポットがあまりない。

人通りがまずまずのこの場所で試しに歌ってみる。

20分ほど歌って反応ゼロ。


これはアカン笑


路上ライブにおいて最も大切なのは場所と言っても過言ではないと思う。

いくら良い演奏をしても、人の流れや興味関心、町の雰囲気に合致していなければ、足を止めてもらうことはおろか、一瞥さえさせることはできない。

改めて周りの様子を観察すると、俺が歌っていた場所よりも上流(人の流れ)にレベルの高いバスカーたちがちらほら。

なるほど。どうりでこうなるわけや。

良い場所は全部取られてしもてる。笑

既に満足した人々の興味を惹くことは不可能に近い。

あかん!ここはアカン!撤退や!

 

マーケットの前。ここにはバスカーの姿はない。


ギターケースの中にちらほらとコインが入っていく。


だが、50分ぐらい歌ったところで警察にここはダメだと止められ試合終了。


合計271ルーブル。ウラジオストクが良すぎたな。笑


特にウラジオストクの地下道。

ちょっと歌っただけで驚くぐらいチップ入れてくれるもんな。俺めっちゃ歌うまなったんかと錯覚してしもたわ。笑


アカンわ。全然アカン。

まず俺はこの旅をどんな旅にしたかったのか。

それは「人」「歌」「旅」

人間的レベルアップ
音楽は国境を超える
旅先で感じて考える

もっと現地の人と交流して
文化、音楽、芸術を体感して
良い歌歌って、一緒に歌って
思ったこと感じたことを自分の言葉でここに刻んでいく

全然アカンわ。こんなんじゃアカン。

人生一度きりのこの旅。半端な旅にはしたくねえ。


まあ、ひとまず明日はバイカル湖楽しんでこよう。そうしよう。


つづく

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