アイルランド、ゴールウェイで暮らし始めてもうすぐ2か月。これまで何度も海外旅行に行ったことはありましたが、実際に海外で生活するのは人生24年目にして初めての経験です。
英語で外国人と会話をするというのも初めて。この短い期間で、色んな発見や驚きがありました。
というわけで今回は、初めて海外で生活してみて「驚いたこと」について10個紹介しようと思います!!!
目次
①人々の頭の中は「世界地図」
前はあの国で仕事をしていた。将来的にあの国に住みたい。当たり前のようにそんな会話が飛び交うのが新鮮です。
お世話になっていたホストファミリーは、夫婦で10年間オーストラリアに住んでいたとか。語学学校の先生はアメリカ人で、以前はアメリカの日本食レストランで働いていたとか。
英語は世界中のビジネスで使われる共通言語。英語を流暢に話すことができれば、世界の多くの場所で暮らしていけるということだと思います。
ただし、英語はあくまでコミュニケーションの手段で、何かスキルを持っていることが前提です。それでも、英語は海外で暮らす切符であることは間違いありません。
②多言語を話せるのが当たり前
非英語圏のヨーロッパの国民に限って言えば、多言語を話せる人は本当に多いです。母国語、英語はもちろんですが、それより多くの言語を話せる人もいます。スイス人は当たり前のように四か国語を話せるとか。
ヨーロッパの言語の多くが同じ語族に属している(起源が同じで性質が似ている)ため、他言語を習得しやすい傾向にあるそう。
その点日本語はそれらの言語と比較し、文字が違えば、語順も発音も何もかもが違う。
要するに、日本語のネイティブであることは言語の習得においてディスアドバンテージになるということ。
ちなみに日本語の文字は外国人からするとかなりカッコよく見えるらしく、日本語で名前を書いてあげると、感動してくれる外国人もいます笑。日本語のネイティブであることを誇りましょう。
③日本の漫画やアニメは世界的に有名
よくニュースなどで聞くことですが、それは本当でした。俺が日本人だと知るや否や、嬉しそうにONE PIECEやドラゴンボール、ポケモンの話をしてくる人は多いです。
イタリア人の友人には
「ポケモンを生み出してくれてありがとう!!!!!」
と本気で感謝されました。作ったの俺じゃないですが。笑
読んだことがない漫画の話題になり、話についていけなくなることすらあります。
もしあなたが海外に行こうと思っているなら、最低限下記の漫画を読んでおくことをお勧めします。
・ONE PIECE
・ドラゴンボール
・ナルト
・銀魂
ちなみに俺はこの中でONE PIECEしか読んだことがないので後悔しかしていません。次に帰国したときに必ず読みます。
特にナルトはNinja、銀魂はSamuraiという言葉が世界中に広まった一つの所以になっているので、絶対に読むべきです。
④日本の労働環境は海外から見て異質
会社員時代は1日10時間以上働いていた。長期休みは長くても1週間。という話をすると本当に驚かれます。
スペイン人の教師の友人は、夏休みが2か月、1日の労働時間は長くても8時間だと言っていました。こっちではコンビニの店員がイヤホンで音楽聴きながらレジを打っています。
小さな島国である日本が、世界三位の経済大国になれたのは「とにかく頑張って働く」という価値観が根付いていたからだと思います。
それは日本として誇るべきことですが、俺はもう少しゆとりを持って仕事がしたいです。笑
例えば音楽聴きながらでも、雑談しながらでも仕事はできると思うんですよ。
俺の会社員時代の職場は、常にピリピリしていて、雑談もあまりできる雰囲気ではなかったので、一日中精神が緊張状態でした。今思えば本当にしんどかったです。そこにいるだけで精神がすり減っていきますから。笑
⑤アジア人は若く見られる
サウジアラビア人の友人に17歳に見えると言われた時は衝撃でした。
俺は24歳ですが、日本では年上(26、7歳)に見られることが多いです。
そして俺から見てヨーロッパの学生は大人びて見えます。絶対年上!と思っていた友人が実は19歳だったり、、、
ちなみに海外では年齢関係なく友達になれます。これは良いところ。
日本だと、まず年齢を聞いて、敬語で話すかタメ語で話すか考えるのが普通だと思います。それによってお互いの関係性もかなり変わってきますよね。
⑥ヨーロッパの人々はどんどん発言する
授業中も、遊んでいる時も、ヨーロッパの人々は積極的に発言します。彼らにとって人が話しをしている途中だとか、そういうのは関係ありません。笑
それとは対照的に、アジア人はおとなしい人が多いです。
同じ教室に色んな国の人がごちゃ混ぜになっていると、その傾向がモロに出るから面白い。
スペイン人の友人は
「日本人は相手に対する敬意が素晴らしい。人の話をしっかり聞く。」
ということを言っていましたが、それは日本人として誇るべきことだと思います。それと同時に、ヨーロッパ人の自己主張する力も見習わないといけないですね。
⑦日本食は最高
この前日本食のレストランで味噌汁を飲んで感動しました。そしてちょっと泣きました。笑
まさかたかが味噌汁に涙するとは夢にも思いませんでした。
やっぱり生まれ育った日本の料理は最高だと改めて思います。
当たり前になっていることこそ素晴らしい。そんなことを教えてくれました。
⑧人生は人それぞれ
仕事を辞めてフラフラしている人。
路上パフォーマンスで生活している人。
カップルで海外に移り住む人。
海外には色んな人がいます。そういう人に会うと、人生は自分で自由に描いていけるということを実感します。
日本では「こうあるべき」という価値観が強すぎると思います。
・大学を卒業したら就職するべき
・とりあえずは3年働け
・会社を嫌で辞めるのは逃げ
・結婚して家庭を持つのが幸せ
別に嫌だったら辞めればいいし、働きたくなかったら働かなくても良い。
「こうあるべき」という見えない重圧によって、自分の人生を生きれない人は多いと思います。日本がもっと多様な生き方を許容できる社会になって欲しいですね。
⑨音楽は世界共通
この間、アイルランドのパブで弾き語りをしてきました。
俺が歌ったのは日本の歌。それでも、デカイ声で一緒に歌ってくれたアイルランドの人々。
音楽は全ての境界を超える。
国籍、言語、宗教、価値観。何もかも違う人々を繋いでくれる。
音を楽しむっていうのは人間の本能的な行為だと思います。遠い昔から、人々を結び付けてきたんだと思います。
音楽と共に世界を旅する。
俺の一つの目標ですが、それが不可能ではないということを実感しました。
⑩英語が話せたら人生が100倍楽しくなる
まだ拙い英語ですが、それでも外国人と会話をするのは面白すぎる!!!!!
もちろん日本にも面白い人はいっぱいいると思うんですよ。それでも、日本は世界から見ると、小さな島、小さな国でしかない。そこで同じように生まれ育った人々の頭の中は似通っている。
一人一人の人間には、その人が生きて来た世界が詰まってる。
英語が話せるだけで、その人を通じて全くの異世界に触れることができる。
そう考えれば、英語を学ばない手はない!!!!
以上、人生24年目にして初めて海外で生活してみて「驚いたこと」について書いてみました。
※「辛かったこと」編はこちらからどうぞ
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