50日目「トロンヘイムで大合唱!!!」

5月29日(水) ノルウェー、トロンヘイム


午前7時半、起床。本日、トロンヘイムまでの弾丸ヒッチハイクを決行する!!!!!

どうやら昼過ぎぐらいから天気が下り坂に向かうようだ。だが、南に行くほど天気は良くなっていくらしい。なるべく早く車を掴まえとにかく南へと向かえば大丈夫だ!いける!!!!

次は日本で会おう!そうアポロと約束を交わし、家を後にする。

まだ天気は大丈夫そうだ。

10分経たずして1台目の車に乗車成功。颯爽と次のポイントへ。幸先は良い。

ボードーからトロンヘイムを結ぶ道路は、ノルウェー北部と南部を結ぶ交通の要衝。車通りも悪くないはずだ。この調子でいけばいける!いける!

だが、、、2台目で苦戦し、待つこと1時間半でようやく乗車。

次のポイントはここ。

やってくる車に向かって必死でグーサインを放っていく俺。哀れみの視線を投げかけてくるドライバー達。

大丈夫だ。百人に笑われようが一人を振り向かせれば俺の勝ちだ。

絶対負けねえぞコラ!!!!!!

待つこと約1時間半。


【悲報】雨が降り出す


怖れていた事態だ。ついに雨が降り出してしまった!!!

ひとまずバックパックとギターを近くの屋根の下へ避難。

傘を差し、必死でドライバーへのアピールを続けていく。無情にも目の前を通り過ぎていく車たち。時折、勢いよく回る車輪から容赦ない水しぶきが浴びせられる。

ここまで来たんだ。俺は絶対諦めねえ。諦めたらそこで試合終了やろ!!!!!!


待つこと約3時間。。。。。

雨足はさらに強まっていく。アカン。これはマジでアカン。一旦屋内へ避難し作戦を練り直そう。この雨でヒッチハイクはさすがに歩が悪すぎる。

Wi-Fiを繋げ、情報を収集。どうやろ丁度10分後、ここからトロンヘイムまでを結ぶ電車がやってくるらしい。

決断の時だ。

 

てなわけで電車に切り替えましたとさ。
そのお値段約1万3千円。

くっそ高え!!!!!

まあ、新幹線と比較すると理解できなくは無い価格だが、痛い出費や。しかし今日は完敗や。完全に俺の負けや。


ノルウェーの電車はマジで快適だ。険しい山の中を。滑らかに、滑るように走り抜けいく。ふっかふかの席と、好きなだけ使えるWi-Fi。


物足りねえな。

この電車は確かに快適さで言えば、世界最高レベルと称することができるだろう。日本の新幹線と比較しても何の遜色もない。

だが、完璧すぎる。非の打ち所がなさすぎるんだ。

思い出すのはロシア、シベリア鉄道。

ガタゴトと震えながらユーラシア大陸を駆け抜けていく列車。自然と生まれていく乗客とのコミュニケーション。走り回る子どもたち、歌い出す人々、時折乗客たちに話しかけながら掃除をする車掌。カップラーメンにお湯を注ぎに行くときのあのワクワク感。

そこには、完璧ではないがゆえに、人の心を惹きつけてやまない「人間味」があった。予想だにしないことが起こる「余白」があった。

いわばこのノルウェーの電車は、カラオケ歌うま王決定戦で100点をたたき出す歌唱のようだ。彼らの歌は確かにうまい。うますぎる。だが、聴いていて面白くないし、心に響いてくるものが全くない。

それは完璧すぎるからだ。
そこに人間味が感じられないからだ。

時代が進むにつれ、科学技術は洗練され続けていくだろう。それに比例し、より完璧なものが求められるようになっていく。だが、それと同時に、不完全なものへの回顧も始まるだろう。

あのシベリア鉄道が、このノルウェーの電車のようにならないことを祈る。

しかし、窓から見える景色はどこに行っても素晴らしい。

 

列車は22時過ぎ、目的地トロンヘイムに到着。

本日のホストのスベン。俺より一つ年上の26歳。ボードー出身で、今はここトロンヘイムで海洋生物学を学んでいる。

なんと、彼の家はボート。
ボートの中で生活しているという!!!!

どゆこと!?!?

内装。

めちゃ快適。

もちろん彼は航海免許も持っており、このボートで海を自由に航海することができる。

「このボートで世界を旅してみたいね!日本まで行くのも不可能じゃないぞ!!!」

「その時は呼んでくれ。クルーになるわ笑」

ボートを購入したのは2年前だという。ノルウェーで家を借りるのはやはり高い。停泊料を払いながら、ボートの中で生活する方が費用が安く済むらしい。

「今から学校の皆とパーティーなんだけど、一緒に行こうぜ!」

うおおおおお

めっちゃ踊っとる。笑
んで人多すぎやろ。笑

俺どんな感じで参加したらええんや笑

「えーーー!!!日本人!?ギター持ってるの!?スキヤキ歌ってよ!お願い◎×*@△×■◎×*@△×■!私が皆にアナウンスして、この音楽止めさせるから!良いでしょ!?」

勢いよく話しかけてくる女性。かなり酔っているようで途中何を言っているのかよく分かんねえ。笑

「分かった。分かったからちょっと待ってくれ笑。ギター弾くけど、その前にちょっと酒入れさせてくれ笑」

てなわけで急遽ライブをすることに。会場にはおそらく30人ほどのノルウェー人が。願ったりかなったりの展開だが、ちょっと急すぎる。笑

「はーい!皆!聞いて!」

ノルウェー語で俺の紹介をし始める女性。

うお!!!!!
ちょっと待ってって言うたやんけ!
人の話きけコラ!
まだチューニングもやってねーぞ!!!

慌てて酒を喉に流し込み、ギターをスタンバイ。

やるしかねえ笑。こういう時に本領発揮できんと旅してる意味がねえ。

「じゃ、スキヤキ歌ってくれる!?」

振りが雑だ。雑すぎる!!!!!!


「プリーズ・クラップユアハンズ!!!」

ギターのストロークに合わせ、手拍子が部屋の中に響いていく。酒が入っているのか、聞いてくれる皆のノリは凄く良い。なんて演奏しやすいんや!!!

「カモン!!!」

サビに入る前にそう叫んでみる。いや、無理だろ笑!!!てな感じの笑いが巻き起こる。それでも何人かは頑張って歌おうとしてくれる。

歌い終えるのに合わせ、惜しみない拍手をしてくれる皆。

「日本から歌いながら世界一周してます。この旅の目的は、世界中の人々と一緒に歌うこと。一人一人、バックグラウンドは違っても、歌を歌えば一つになれる。だから今日は、ノルウェーの皆と一緒に歌いたいんや!!!」


俺が世界中で歌ってきた歌「日曜日よりの使者」

俺の原点であり、これからも歌い続けるであろう歌。

「おい、お前のショー最高だったぞ!」
「会えて良かった、ちょっと嫉妬したわ!」
「この歌、卒業式で歌っても良い!?」

演奏が終わった後、話しかけてくれるノルウェー人の皆。


だが、、、、、


全然女の子話しかけてくれんやんけ!!!!!!笑

男にモテてもしゃーないやろ!!!!!笑

人生甘くねえな


そんなことを思った夜だった。

 

P.S.

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