97日目「怠惰な国モンテネグロ」

7月15日(月)モンテネグロ、ポドゴリツァ

 

朝、まずは手もとのクロアチア・クーナをユーロに両替するため銀行を探す。

昨日は日曜日だったのでどこも開いていなかった。宿主に相談したところ、お支払いはチェックアウトの前で良いよ!という寛大な言葉を頂けた。

だが、、、、

普通に銀行閉まっとる。

どゆこと!?

月曜日の朝やぞ!?笑

ようやく開いている銀行を発見。

だが!?

「両替はやってないんだ」

はあああああああああ

どゆこと?笑

両替ができない。ということは、手もとのクーナも千円札もただの紙切れでしかない。

朝からテンション下がるわ。。。

ネットの情報によると、モンテネグロ人は世界で最も怠け者と言われているらしい。

「働かないための十戒」なるものまであるらしい。

1.人は疲れるように生まれてきている、だから休みなさい。
2.自分自身を愛するように、ベッドを愛しなさい。
3.夜しっかり眠れるように、日中は休みなさい。
4.働いたらダメ、労働は命とりです。
5.だれかが休んでいるのをみたら、それを助けてあげなさい。(一緒に休みなさい)
6.できる限り働かないようにしなさい。なるだけ労働は人にゆずりなさい。
7.休みなさい、休むことで亡くなった人は、誰一人いません。
8.仕事が原因で病気になることがあります。若いうちに死んではなりません。
9.もし万一、働きたいと思ったら、まずは座って待ちなさい、しばらくその願望は消えるでしょう。
10.誰かが飲み食いしていたらそっと寄り添いなさい。誰かが働いていたら、その場を離れて、彼らを邪魔してはなりません。

引用元:働き方改革はモンテネグロに学べ!「働かない十戒」


呆れたなこりゃ笑。まあ、俺も人にとやかく言える立場ではないことは確かだ笑。しゃーない。今回ばかりはATMでキャッシングするしかなさそうだ。

てなわけで20ユーロをキャッシングしてお支払い。無事宿をチェックアウト。

朝飯は近くのパン屋で。チーズパン。

ほっかほかでうまそう!

だが、、、、

くっそまずい!!!
なんやこれ!!!!!
もはや塩と砂糖間違えてるんじゃね?
こんなマズいパン初めて食ったわ。

これがモンテネグロの洗礼か。。。

12時のバスに乗車。次なる目的地は首都ポドゴリツァ。

所々の景色は悪くない。

廃墟のような家も見受けられる。

3時間程で到着。

さて、まずは両替だ。人口15万人とはいえさすがに首都だ。両替所ぐらいあるやろ。

バスターミナルにてインフォメーション係?的な人に聞いてみる。

「今日は祝日なのよー。多分どこもやってないねー」

まじか。そうか、祝日か。いやでも流石に首都だ。どこか一か所ぐらい空いてるんじゃね?

宿に荷物を置き、町へ繰り出す。

まじでなんもねえ笑。和歌山市のほうがよっぽど都会だなこりゃ。

メインスクエアがこの盛り上がり。

町の唯一?のシンボル的教会

おいおいおい。大丈夫かここ笑

なんじゃこりゃ。

様々な人に聞き込みをするも、やはり両替はできないらしい。そして人々の愛想はまじで悪い。なんやこの国は。

しゃーねーな。腹も減ったし、今回ばかりはカード払いで済ませるか。

だが、、、、、

「クレジットカードは使えないんだ!」

いやいやいや、ここに思いっきり「MasterCard」ってマークありますよ!おっさん!どゆこと!?笑

他の店でも?!

「カード?ノーノー!(当たり前じゃん笑)」

なんじゃこりゃ。流石に腹立ってきたわ。

ようやくカード払い可能なバーガーショップを発見。最もオーソドックスなハンバーガーを注文しようとするが。。

「これは今品切れなのよ!他のにしてくれる?」

いやいやいや、一番普通のハンバーガーやぞ!ノーマルなやつが品切れで、オニオンバーガーは在庫ありって、お姉ちゃん!どゆこと!?笑

なんじゃこりゃ。流石に腹立ってきたわ。

町を歩きながら考えた。

むしろこっちの世界が当たり前で、日本が異常過ぎるのではないか?!

日本は便利になり過ぎた。

全国至るところにある24時間営業のコンビニ。確実に時間通り運行される公共交通機関。画面をクリックするだけで数分後に届けられるファストフード。

だが、「便利」というのは一種の麻薬でもある。

一度生活の中に溶け込んだ便利さが失われた時。人は、精神を乱し、不平不満を言うようになる。

電車が10分遅れたところで、そんなに怒る必要があるのだろうか?コンビニが夜空いていなければ、昼間買いにいけば良いだけなのではないか?両替を今日できなくても、明日すれば良いだけなのではないか?

大した問題じゃないだろう。

日本人は働き過ぎだ。と良く言われる。

その理由が今日分かった。

それは、人が、人や社会に対して必要以上の便利さを求めすぎているからだ。

「欲求は、今、すぐに満たされて当たり前」

多くの日本人が、知らず知らずのうちにそのような感覚に支配されているんじゃないか。

求められる便利さの水準が上がり過ぎた結果、それを満たし続けるために、人々は働き続けなければならなくなった。いわば、人や社会に対して求めていることが、自分に対して跳ね返ってきてるんじゃないか。

昨今、ブラック企業による違法労働がよくニュースに取りざたされる。

それを生み出している根っこはまさに、国民一人一人が無意識的に持っている、人や社会に対する過度な欲求なのではないか。


なんて、心の貧しい人間に成り下がってしまっていたんだろう。


モンテネグロ、か。

なんもないけど、来てよかったわ。

多分もう二度と来ることはないけどな。笑


夜は宿で同じ部屋になって台湾人のスーと飯に行くことに。

スーは21歳の大学生。法学部で、弁護士を目指しているという。

今は夏休み中。休暇が終わると本格的に国家試験に向けた勉強が始まるため、長旅に行けるのは今しかない!と3週間前のタイをはじめとし、ハンガリー、クロアチア、ボスニアを渡り歩いてきたらしい。

「スーが旅する理由って何なん?」

「何かを探してる。何かは分からないんだけどね笑。今凄く人生に悩んでいて。良い職業につけ、良い人と結婚しろって、そんなことばかり言われてきたけど、それって本当に正しいのかな?って。台湾にいると、人生は競争で、ストレスフルなことばかりで。」

少し前の俺を見ているようだ。どうやら台湾の若者も、日本の若者と同じことを考えているらしい。

すげー共感できるもんな。

俺が同じ状況にあったのは紛れもなく社会人1年目の頃。

仕事が終わって、家に帰って、毎日のようにノートに向かって、自分が望んでいることは何か?自分が本当にしたかったことは何か?ってのを思いつくままに書き連ねていた。

あの頃から比べると、ちょっとは成長できたのか。そうやと良いけどな。

そんなことを思った夜だった。

 

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