6月15日(土) ラトビア、リガ
昼ぐらいまでゆっくり寝て、町へ繰り出す。見どころは昨日一通り回ったので、目的は特にない。
マーケットをぶらぶら。土曜日とあってか、昼間から多くの人々で賑わっている。

まずは定番の苺。

この餃子パン?的な奴、めっちゃうめえ

やっぱ物価安いって最高やな。気軽に食べ歩きができるのはこの旅始まって初めてかもしれん。
よし、今日も歌うか!!!
昨日と同じ地下道へ。よし、ミュージシャンの姿はない。
演奏開始!!!
「頑張ってね!」と、旅行で来ている日本人の皆さんが応援してくれた。

嬉しいな。こうやって一言かけて貰えるだけでマジで励みになる。旅してて良かったなって思うし、納得いく形で旅を進めたいと改めて思う。
別に世界一周したからといって何がどうなるわけでもない。だけど、こういう海外の路上でしか起こりえない出会いにこそ、意味があると思うんだよな。
1時間少しで18ユーロのあがり。
その後向かった先。

レコーディングスタジオ。
なんと、昨日歌っていた際、現地の音楽関係の方からスタジオを見に来ないか?と誘われたのである。面白そうなのでとりあえず行ってみた。
この人がそのアレキサンダー。サンクトペテルブルク出身のロシア人。

個人でこのスタジオを運営しており、様々なミュージシャン達のレコーディングを手掛けているという。
「僕は10年以上かけて、この録音技術を開発したんだ。録音された音を、いかにリアルに近づけるかをずっと研究してきた。実際に聴いてみれば、その凄さが分かるはずだよ。」
と、おもむろに楽曲を流し始めるアレキサンダー。
うおおおおお
目を閉じて耳を傾けてみると、歌い手が、実際に目の前で歌っているかのように感じられる。その息遣い、繊細な感情までがダイナミックに、ストレートに鼓膜の中に飛び込んでくる。
確かにすげーわ。
個人的には、リアルの音楽にかなう音楽は無いと思っている。実際に目の前で聞くのと、レコーディングされたものを聞くのじゃ全然違う。だが、この音源のリアル度は相当高いと感じた。
「そこで、折り入って話があるんだが!!!」
なんと彼、この技術を世界中に広めることを画策しているという。そこで、俺に日本への窓口になって欲しい、と。
なんやて!?笑
日本向け営業担当だと!?笑
だが、冷静に考えて難しいと言わざると得ない。
理由①
この録音技術が本当に唯一無二なのか判断できない。日本にもありそうな感じがしなくもない。純粋にスピーカーの質が相当高いってのも、音質が良く聴こえる要因になっているとも思う。
理由②
個人的に音響や機材について造詣が深くない。
「分かった。できることは協力するけど、とりあえずこの技術についてのスクリプト送ってくれ!後、音源も!」
彼曰く、今日明日の話ではなく、もっと長いスパンでのビジネスとして計画しているという。
さて、どうなるでしょう?笑
こういう話はブログに書かん方がええんかな?笑
その後、地下道に戻り演奏再開。

先ほどと合わせ合計2時間近く歌い、本日のあがりは32ユーロ。
夜は、昨日歌っていた時に話しかけてくれたラトビア人のナウリスと一緒にバーへ行くことに。

ラトビアの音楽聴けるとこで頼むわ!とリクエストして連れて行ってくれた場所。

おー。
ラトビアに古くから伝わる民謡を、現代風にアレンジしたアコースティックバンド。マンドリンとアコーディオンが良い雰囲気出してる。底抜けに明るく、リズミカルな演奏で会場を盛り上げる。
ラトビアンミュージック、個人的にかなり好きやわ。
酒を飲みながらしっぽりと鑑賞。
尚、ここではお酒1杯約2.5~3.5ユーロほど。ノルウェーと比較すると4分の1、アイルランドと比較しても2分の1程度の価格だ。
気軽に酒が飲める!音楽が聴ける!
なんて素晴らしいんだ!!!!!
ってか改めて思ったけど、ヨーロッパじゃストリートミュージシャンって割と良い職業じゃね?仮に、1日30ユーロをコンスタントに稼げるとすれば1ヶ月で900ユーロの収入になる(約11万円)。ラトビアだったら普通に生活できるやろな。ってか、それで生計立ててる人も多そうやな。
ナウリスの職業はなんと占い師だという。
「お前の恋愛運は来年だ!26歳の年に良い人に巡りあうぞ!!!」
ほんまかよ?笑
しかし、良いライブだった。こういうのは現地の人に聞くのが一番やな。
そんなリガでの1日だった。

P.S.
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