アイルランドは日本人にとってはマイナーな国だが、実は英語学習者にとっては非常に人気な国。中でも、ヨーロッパの人々の割合が多い。EU圏内のためパスポート無しで入国でき、かつイギリスとの比較で物価が安いため、アイルランドを選ぶヨーロッパ人は多い。
学生だけではなく、社会人も多い。
ヨーロッパでは日本と違い、長期休暇を取ることは比較的簡単。
社会人でも、一般的に2ヶ月程度の夏休みがあるらしいから驚き。そのためヨーロッパの人々の多くは、長期休暇を利用し、2週間から1ヶ月以内の短期で英語の学習に訪れる。
だから、ヨーロッパ人とは仲良くなってもあっという間に帰国してしまうから寂しい。
仲良くなるといっても、たかが数週間の間に、数回一緒にご飯食べて、パブで飲んで。
それでどれだけ関係深められるのか、というとそれはなかなか難しい。流暢な英語力があるわけではないから猶更。
友人が帰国する度に、ああ、もっと英語話せたらな、、、、っていう悔しさを味わってる。
だが先日、既に帰国したスペイン人の友人からこんな嬉しいメッセージが届いた。
訳すとこんな感じやと思う。
お前の音楽をYoutubeで聞いたけど、お前はアーティストか!
歌詞は理解できんけど(日本語だから)メロディと感情は伝わってきた。
歌詞を英訳したらええと思う!
そしてお前みたいな熱くていい奴に出会えて良かった!
何か俺にできることがあったらいつでも連絡してくれ。
お前の、困難を乗り越えていく人生は称賛に値する。
いつでもスペインで待ってるぜ。
このメッセージをくれたのは、マルコスっていう、30歳よりちょっと上の高校の物理の先生。授業を英語でやるらしく、英語での授業の仕方について俺と同じ学校で2週間学んでた。
学校の皆でパブに行くイベントでたまたま会って、喋って、何回か一緒に飲んで。
マルコスの帰国前日に、学校で募集してたサッカーのボランティアに2人で行ってきた。
やっぱスペイン人は皆サッカー好きなんやな。笑
ボランティアの内容は、子どもがピッチに入るのを防ぐっていう、くそつまらん内容で暇すぎたから試合見ながらずっと喋ってた。全然大した会話はしてない。お互いの国の話とか、仕事、音楽、スポーツの話とか。というか、今の俺の英語力じゃそれが限界。笑
それでも、また会えるんちゃうかなーっていう感じはしてた。
情熱の国スペイン。
これはもう行くしかないやろ。スペインが俺を呼んでるわ。
俺は全ての物事に意味があると思っている。
だから、こうやってマルコスと出会ったことにも意味があって、スペインにも俺にとって大切な何かがあるんやと思う。それらは、とてつもなく低い確率で起こっている出来事だから。
仮に俺が今までしてきた選択が、どこかで一瞬でもずれていたとしたら、全く違う未来になってた。
それにしても面白い。
海外で暮らすことで、頭の中が日本地図から世界地図になる。日本ってのが選択肢の内の一つに過ぎなくなる。それってすげーことやと思う。
色んな常識がくずれていく。
年齢に関係なく友達になれる。
働いている人もいれば、働いていない人もいる。
色んな国を移り住むこともできる。
まだまだ。
もっと固定観念がぶっ壊れる経験をしてみたい。
そんなことを考えている。
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