5月16日(木) フィンランド、オウル
本日バスで4時間程かけ、オウルという町へ向かう。そこで1泊し、フィンランドのさらに北方ロヴァニエミという町へ。
もう、北極圏は目と鼻の先だ。
ロヴァニエミの次はさらに北方へ向かい、スカンジナビア半島における北極圏最大の都市、ノルウェーのトロムソというところに行きたいと考えている。(それでも人口7万人程度らしいが、、、)
ロヴァニエミからそのまま西方、スウェーデンに抜けるという選択肢もあるが、ここまで来たからには、一気に北まで行ってしまいたい。だが、ロヴァニエミからトロムソまでを陸路で結ぶ公共交通機関は存在しないようだ。
じゃあどうやって行くんだ???
ヒッチハイクだ。
ヒッチハイクしかねえ!!!!!!
どうやらフィンランドでは安全にヒッチハイクができるらしい。数人のフィンランド人が、節約したいならヒッチハイクをお勧めするよ!というアドバイスをしてくれた。
どうやらやるしかねえみたいだな。ヒッチハイクなんて日本ですら経験したことがねえ笑。この旅が、いよいよサバイバルの様相を呈してきたぜ。
おもしろくなってきた!!!!!
朝はお馴染みのパスタで腹を膨らませる。

ミートソースだけだと素朴な味だが、別のソースを1つ掛け合わせるだけで深みのあるまろやかな味に生まれ変わる!
新発見だ!!!
3日間お世話になったソフィアに別れを告げ、バスターミナルへ。
今日も良い天気だ。

時間通りバスは出発。久々に早起きしたせいか、それとも疲れがたまっているのか、知らぬ間に眠っていた。
あっという間に目的地オウルに到着。

時の流れを感じさせないほどののどかさだ。それにしても静かなところだ。これでもフィンランド第四の都市らしい。

おお、北欧っぽい!!!THE北欧って感じやな!

ん、なんだこいつらは?!?!

ん、なんだこいつらは?!?!

久々のネタ写真を撮って満足気な俺。この写真が、ロシアのクラスノヤルスクのようにニュースのトップ画像にならないことを祈る。笑
さて、早速歌ってみるか!!!
町のメインストリートらしき通りに移動し、人の様子を観察する。ストリートパフォーマーの姿は見当たらない。

んーどうしたものか。
町ゆく人に聞き込み調査を実施。
「あーこの辺で歌ってる人いるよー!とりあえずやってみたらいいんじゃない?もしダメだったら誰か止めるだろうし笑」
フィンランド人のこのゆとりある感じ、いいね。そういやフィンランドで歌っていて、止められたり文句を言われた経験はまだ一度もない。それでも初めての場所で歌うのは緊張するけどね笑
てなわけでストリートの中心部に堂々と位置を取り、演奏開始。
人々の反応は可もなく不可もなく、って感じ。
動画撮って良い?とジェスチャーで話しかけてきてくれ、2曲ほど丸々聞いてくれたカップル。

う~さ~ぎ~お~いし~か~のやま~♪
わ~すれが~たき~ふ~る~さ~と~♪
歌詞を間違える俺。笑
彼女は日本語の歌が大好きだという。
まさかこんなところに来て「ふるさと」を耳にするとはな!!!笑
てな感じで1時間半ほど歌い、今日のあがりは約22ユーロ。クオピオが凄すぎただけで、まあこれが普通ぐらいやろ。笑
マクドで休憩。

一番安いセットで5.95ユーロ。日本円にしてなんと700円超。ロシアと比較すると実に3倍ほどの価格だ。やはり北欧の物価の高さはハンパねえ。
それでも今のところ、路上で稼いだお金だけで十分旅ができている。
というかむしろプラスやな笑。カウチサーフィンのおかげで、宿泊費が一切かかってないのがかなりデカイ。だが、ロヴァニエミではカウチサーフィンがうまくいかなかったので、おそらく1泊20ユーロほどの宿に2泊することになると思う。
本日のホストのマーカス

この写真だけで十分伝わると思うが、くっそ明るくて陽気な人。
仕事で忙しいにも関わらずホストを引き受けてくれた。まじで感謝。
車で家へ。
本日の寝床。

なんてスペーシアスなんだ!!!!!
こんなところに泊まらせて頂けるなんて!!!!!
マーカスは生まれも育ちもここオウル。2年ほど前に一軒家を買い、1人で住んでいるらしい。なんと、仕事の関係(エンジニア)で過去7カ国に居住経験があるそうだ。
「後オーストラリアに住めば、全大陸制覇だね!笑」
すげー強者。それでも、俺がウラジオストクから陸路だけでここまで来たって話したら驚愕してた笑
特性のミックスジュースを作ってくれた。これがまたウマい。

ここには1泊しかしないが、良い景色、良い人々。来てよかったな。
そんなオウルでの1日だった。
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