29日目「ヨーロッパの壁」

5月8日(水) フィンランド、ヘルシンキ

 

だめだ、寝すぎた。。。

11時半起床。昨晩布団に入ったのが9時前だったから、実に14時間近くも眠りこけていたらしい。

やっぱ夜行バスは疲れるな。その上、入国審査という緊張感。

さて、行動開始。まずはブログを書き、1時ころから外出することに。


良い天気だ。

思っていたよりは寒くもない。おそらく、日本の10月終わりから11月中旬ぐらいの気温だと思う。

しかし、我ながらいい時期に旅をスタートさせたわ。これから夏にかけてどんどん暖かくなってくる。しばらく南半球に向かう予定はないから、寒さに怯える必要はない。

ひたすらに町を歩いてみる。

フィンランド、首都ヘルシンキ。首都といえど、人口はわずか60万人程度。日本の岡山市と同じくらいの規模だ。

なんともびみょーやな笑

町の中心部は賑わってこそいるが、少し外れたところに行くとかなり静かで、人気も少ない。

特徴的なのは、自転車専用の通路が歩道と並行するように整備されている点。実際、自転車に乗って移動している人が数多く見受けられる。

のどかな町だ。平和を絵に描いたような場所だ。

ロシアから来たが故に感じることかもしれないが、もの凄く開放的というか、清々しい心で過ごすことができる。

ロシアを覆っているあの閉塞感のようなものは何なのだろう。

ロシアには町の至るところに警察がいて、よくパスポートの提示を要求される。ロシア人ですらパスポートを持ち歩かなければならないというから、驚きだ。

公共施設や駅に入る際の荷物チェックもハンパなく厳しい。さらに、いかがわしい人だけを呼び止め、荷物をスキャンさせる施設もある。俺みたいな外国人はその対象になりやすい。わざわざ呼び止められ、検査されると当然いい気持にはならない。

まあ、テロ対策ってのは理解できるんやけどな。ロシアの警察官って皆無表情、目がギラギラしてるからな。

ロシアはクレイジーだ

っていうマリーナの言葉も理解できなくはない。

それと比較してフィンランドは自由だ!!!!!

なんだこの気持ちの軽やかさは!!!!!


さて、歌うぞ。

北欧初の路上ライブや!!!

 

だが、この町はあまり路上パフォーマーンスが盛んではないようだ。楽器を持った人の姿が見当たらない。誰もいないとなると、どこでどんな感じで演奏すればよいか検討が付けづらい。

んーどうしたものか。


お!


チェロを弾いている女性を発見!!!

ということは演奏すること自体はオッケーってことやな!


その女性とは少し距離を置き、人通りの多いショッピングセンターの前でギターをスタンバイ。恐る恐る歌ってみる。

 

だが、、、、

厳しいな。かなり厳しい。ほとんどの人が一瞥さえしてくれない。

く、くそう。。。

すると、ある女性がグーサインをしてコインをギターケースに放り込んできた。

お!

チップが少しでも入るだけで安心感が変わってくる。そこで演奏しても良いよ!言われてるような気持ちになれる。

だが、そううまくは続かない。

一度この場所は諦め、声が響きそうな通路に場所を変更してみる。

少し歌っていると、おじいさんが俺に話しかけてきた。

「ユープレイ、グッド!!!」

このおじさん、滑舌が悪く何と言っているのかよく分からない笑。英語もあまり得意ではないようだ。そしていかにも足が悪そうで、歩くだけでかなり辛そうな上、鼻水をたらしている。

ごもごもと話しかけてくるので、正直ちょっとめんどくさいと思いつつも話しを聞いてみる。

旅をしていてよく思うのは、ふとしたきっかけから物事がどんどん面白い方向に転がっていくってこと。

RPGのゲームで例えるなら、いかにもどうでもよさそうな出来事が実は物語を前に進めるための重要なイベントだったりすること。

よくあるやろ?笑

だからこのおじいさんが俺に話しかけてくれることには、何か意味があるのかもしれない。と、俺は思った。

どうやらおじいさんは、もっと良い場所があるからそっちで演奏しろと言っているようだ。案内してくれようとするが、足が悪くて大変そうだ。

道行く人々に何やら話しかけようとするが、何だこの変な人は?と見向きもされないおじいさん。

ある一人の女性がようやく話を聞いてくれた。

「あー大学の下の地下通路のことね!誰もいなければそこで演奏して良いよ!」

うお!その情報を待ってたぜ!!!

ありがとうおじいさん!


教えてもらった場所がここ。

なるほどな。声が反響して良い具合に歌を届けられそうだ。

ここで1時間ほど歌ってこの日は終了。


今日は合計12ユーロ。日本円で約1500円。ルーブルにすると870くらい。

ルーブルで考えるとまあ悪くはないんやけど、こっちの物価考慮すると全然やな。。。

ヨーロッパの壁は厚い。

明日も同じ場所に行って、歌う時間増やしてなるべく稼いで貯めておきたいな。

これからフィンランドをどんどん北上してくわけだが、北に行けば行くほど田舎になっていくようだ。

よし、明日も頑張るぜ。

午後8時でこの明るさ(笑)

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