40日目「ミッドナイト・サン」

5月19日(日) フィンランド、北極圏


午前10時、起床。

本日ここロヴァニエミから、ノルウェー、トロムソへ向け弾丸ヒッチハイクを敢行する。作戦はこうだ。

まずはここから北へ約150km、リゾート地キッティラを経てスウェーデンとの国境付近の町ムオニオへ。その後さらに北へ進み、ノルウェーとの国境に位置するキルピスヤラミを経由しノルウェー、トロムソへ。

おそらく1日で辿り着くのは難しいだろう。時間を見ながらどこかで野宿し明日中に辿り着ければよしとしよう。

荷物をまとめ、家を出発。クリスは今日の昼過ぎ頃帰宅するらしい。別れを言えないのは申し訳ないが、少しでも早く出発したい。

目星をつけたヒッチハイクポイントへ歩いていると。。。!?


おーーーーーい!!!!!!

クリスだ!クリスが車の上からこっちを見て手を振っている!

「グッド、ラック!!!」

ありがとうクリス。
ありがとうフィンランド。

さあ、ノルウェーへ向けていざ、出陣だ!!!!!

ポイントはここ。様々な方向からから来る車が合流し、北方へと向かう起点となる場所だ。

もうヒッチハイクに対する恐怖心はない。「Kittila」と書いたボードを掲げ、やってくる車に全力でアピールしていく。

だが、、、、

グーサインや、ノーサインをしてくれたり、手を振ってくれたり。何らかの反応を示してくれる人は多いが、そうやすやすとは止まってくれない。

まあ、すぐ上手く行く方がおかしいだろ笑

待つこと40分。。。。
いまだ捕まらず。。。。。

んー。

もしかすると、目的地を明示しているのが逆効果になっている可能性があるかもな。別に必ずしもキッティラに行かなくても、とりあえず北にさえ行ってくれればノルウェーにどんどん近づいていくわけだ。

てなわけで作戦変更。ボードを掲げるのを止め、グーサインのみで必死にアピールしてやるぜ!!!

と、そこへ!!!

「どこまで行きたいんだ?」


うおおおおおおおおおおおおおおお


おっさん神か。作戦変更して僅か1分程度。やっぱトライアンドエラー大事やな。

なんと、おっさんはキッティラより少し北のシラッカというところまで行くらしい。よしよしよし!!!

車に揺れること約2時間。無事シラッカに到着。

ありがとうおっさん!!!!!

だが問題はここからだ。見たところ車通りはかなり少ない。ガチで長期戦確保だ。

次のポイントはここ。今回も車が合流してくる場所を選択。

単純に可能性が2倍になるし、曲がってくる車は減速するため運転手の目にもつきやすいだろう。

さあ、勝負だ!!!

 

「Hey! man!ムオニオまでなら乗せてやってもいいぜ!」

うおおおおおおおおおおおおおおお

まじかおっさん!!!!

待つこと僅か10分。俺の運が良いのか、それとも難易度が低いだけなのか。

ムオニオが生まれ故郷だというサムリさん。ロヴァニエミに彼女が住んでいるらしく、彼女に会いに行った帰りだという。

途中、わざわざ寄り道をして見せてくれた景色。

一面に広がる針葉樹の中。凍り付いた湖が、まるでオアシスのように見える

世界って素晴らしいな。


そんなこんなでムオニオに無事到着。

ここムオニオの人口はわずか2400人程度。我が故郷、和歌山県日高川町と多分一緒ぐらい。とりあえずなんもねえ!笑

カフェで一服し英気を養い、いざ三度目のヒッチハイクを敢行!!!

車通りはほぼない。だが、やってみないことには始まらない。今日の俺はすこぶる運がいい。この調子なら絶対いける!行けるはずだ!


「おい!どこまで行きたいんだ?」


うおおおおおおおおおおおおおお

うおおおおおおおおおおおおおお


どゆこと!?!?

まだ10分経ってないぞ!?!?

こんなにうまく行っていいんか!?!?


「ノルウェーまで行きたいんや!とにかく北に行ってくれんか?」

「ノルウェーのどこだ??」

「トロムソ!」

「おお!丁度そこに向かうところだ。乗ってけ!!」


うおおおおおおおおおおおおおお

うおおおおおおおおおおおおおお


これが奇跡。これを奇跡と呼ばずしてなんと呼べば良いのだろう。あっけなく、今日中にノルウェー、トロムソに辿り着けることが確定した!!!!!

だが、この後待ち受ける悲劇を、この時は知る由も無かった。


ロシア人のティム。約10年前からトロムソに住んでいるらしい。実に4年ぶりのロシアへの里帰りを終え、トロムソに戻る途中だという。

「で、お前あそこで何時間立ってたんだ?」

「んー多分10分ぐらいやな笑」

「何だと!?もう2時間ぐらい待ってるのかと思ったぜ。運良すぎだろ!笑」

「いやーまじで助かるわ。スパシーバ(ありがとう)!」

「俺もずっと一人で退屈してたんだ。眠くなるし、隣に誰かいる方がありがたい」

 

スカンジナビアの大地をひたすらに北へ走ること約2時間半。

車はついに、ノルウェーへと突入!

3か国目、新章ノルウェー編のスタートだ!!!!!


沈まない太陽が辺りを照らし続ける。

凍て付く湖と雪に覆われた山々の白
決して闇に飲み込まれることのない空の青
何万年も昔からそこに存在しているであろう深い緑

3つの色が、見事なコントラストを形成し、より深い世界へといざなってくれる。果てしなく続く、息を呑むような光景。

これが本物のノルウェーの森ってやつか。

感動したわ。

 

フィンランド、ロヴァニエミを出発して実に約12時間。無事、ノルウェー、トロムソへと到着!!!

「ウェルカムトゥー・トロムソ!ここはミッドナイト・サンだ!!!!!」

ミッドナイト・サン

パワーワード過ぎるやろ笑
それだけで一曲できてしまいそうやな笑

ありがとうティム。

このドライブは一生忘れねえ。
最高だったぜ!!!!!

スカンジナビア半島、北極圏最大の都市。ノルウェー、トロムソ。ロシア、ウラジオストクから旅を始め40日。陸路だけでここまでやってきた。

感慨深いな。

 

さて。

野宿だ。

一応トロムソの宿泊費を調べてみたが、最安でも6000円ぐらいかかる。フィンランドが可愛く思える物価の高さだ。

「ノルウェーは世界一物価が高い!ファッキンエクスペンシブだ!!!」

ティムの言葉が理解できたぜ。

第一、今日はもう疲れた。今から宿を探し回る元気はもうねえ。てなわけで今日はここで寝よう。ノルウェーは治安も良いみたいだし、何より北極圏だ。真夜中でも普通に明るいから、暗さに怯える必要はない。

てなわけでお休み。

P.S.

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