64日目「歌う革命」

6月12日(水) エストニア、タリン


本日は快晴なり!!!

1時間ほど歩いて向かった先。

歌の広場

見たところ、単なる野外フェスの会場だが。実はここ、エストニアの歴史上で最も重要な役割を果たした場所なのである!!!

The singing revolution(歌う革命)

1987年~1991年

当時ソビエト連邦の支配下にあったエストニア

独立を求める人々が取った手段は「歌」

最大で人口の3分の1にも及ぶ30万人もの人々がここに集い、ソビエト政府によって禁じられてきたエストニア国歌や民謡、聖歌などが奏でられたという。結果1991年に独立が成し遂げられ、最後まで暴力が用いられることはなかった。

独立後も5年に一度、この場所で歌と踊りの祭典が開かれ、世界中から人々が集まって来るらしい。次回の祭典はなんと2019年7月4日~7日。

もう1ヶ月もないやんけ!くっそー悔しいけど今回は仕方ない。5年後にまた戻って来よう。その時は俺も30歳か!笑

ポップスターになった気分だけでも味わってみた。

30万人が一同に会するなんて想像がつかねえな。

30万人が奏でる歌。
国家、民族の誇りを懸けて奏でる歌。

ステージを見守るように座っている、エストニア人作曲家のグスタフ・エルネサクス。この革命を主導した人物の一人であり、彼が作曲した曲も奏でられたそうだ。

素晴らしいな。彼こそ世界最高の音楽家やと思うわ。彼が成し遂げたことは、非暴力・非服従で名高いガンジーに勝るとも劣らない偉業と言えるだろう。

良い人に出会えたわ。

 

町に戻る。

よし、今日も歌うぜ!!!

昨日と同じポイントへ。

だが、そこには2人のミュージシャンの姿が。そのうち1人は昨日見かけたバイオリニスト。どうやら持ち時間について話し合っているらしい。俺はバイオリンのおっさんの後、5時半から演奏させてもらえることに。

このおっさん。

ブルガリア出身。ヨーロッパ中を渡り歩きながら、バイオリンによって得たお金で生計を立てているという。バスキング歴はなんと20年以上。

「プロの演奏をすりゃ良いだけさ。このバイオリンさえあれば、どこに行っても稼げるんだ」

ベテランは言うことが違う。

おっさんの演奏はこんな感じ


このおっさん、心からバイオリンが好きなんやろうな。そして路上で演奏することが好きなんやろうな。

俺も実際にやってみて思うが、バスキングは甘くない。そう簡単に稼げるものじゃない。だが、めちゃくちゃ楽しいんだよな。

自分の大好きなことで人を笑顔にしながら、お金を頂くことができ、その過程で想像もできない出会いが生まれていく。

これを一種の職業だとすれば「吟遊詩人」とでも呼ぶべきか。この世界で20年もすれば、普通の生き方は到底できなくなるだろう。オフィスワークなんて、とても刺激が無さ過ぎてやってられないだろう。

その世界に片足を突っ込んでしまった俺。

果たしてどうなる!?!?

リミットは長くても2年やな。それ以上いると、とても日本社会に戻れるとは思えねえ笑


5時半まで町をぶらつく。

魔法使い見習いのような衣装を身に付けた女性たちが、笛や太鼓で中世風の音楽を奏でている。

まんまドラクエやんけ!!!


時間通りにおっさんから場所を引き継ぎ、演奏開始。やはりこの場所は反応が良い。

2時間近く歌い、合計36ユーロのあがり。

その後、近くの中華料理屋で中華麺を。7ユーロ。


宿に戻り、晩酌しながらブログを書きあげる。

ちなみに明日、タリンを出発し、エストニア第二の町タルトゥで1泊しようかと考えている。

エストニアは面積が九州地方くらいの小さな国だ。ここからラトビアの首都リガまでバスで4時間もかからないらしい。一気にリガに行こうかとも考えていたが、エストニアの面白い歴史を知った手前、首都しか訪れずに通り過ぎてしまうのは惜しい。

 

そんなことを思った1日だった。

 

P.S.

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