7月10日(水)クロアチア、トロギール
さて、気を取り直して今日から移動だ!!!
バスに乗るべく、ターミナルへ向かう。
だが、、、待てど待てどもバスはやって来ない。そわそわし始める人々。
東欧での移動は、基本的にFlix busという格安バスを利用している。アプリで簡単に予約でき、何より安い。車内でWi-Fiも使えるという快適さだ。だが、難点としてはよく遅れる。まあ、貧乏旅行者にとって安さに勝るものはねえ笑。
1時間程待ってようやく乗車。
次の目的地はクロアチア、古都トロギール。
数時間ほど走ったところで、、、

アドリア海が見えて来た!!!!
うほほほほ!!!!!
旅をしている中で、新しい町が近づいて来るほどワクワクする瞬間はない。そこには、未知の世界が待ち受けていることへの高揚感に加え、新しい何かが自分を変えてくれるのではないかという、淡い期待が含まれているように思う。
だが、残念ながら旅が自分を変えてくれるようなことはない。結局のところ大切なのは、旅先で何を感じて、考えて、それを人生にどう生かすのか、だということに行きつく。
5時間ほどで目的地トロギールに到着。

古都トロギール
紀元前3世紀、古代ギリシャ人により築かれ、古代ローマ時代に港町として栄えた場所だ。様々な国によって支配されてきた歴史を持ち、異なった建築様式の建物が狭い地区に集まっている。
旧市街全体が石造りになっており、至るところに世界中から来たであろう観光客の姿が見受けられる。



海に囲まれているため、心地よい潮の香りが辺りに漂っている。
天気も良いし、そんなに暑くもないし。
最高やんけ!!!
早速宿に荷物を置き、ギターを抱え町へ戻る。
よし、歌うか。
人通りの多い海沿いの道にスタンバイ。

小さな子どもがよく反応してくれる。
楽しそうに踊ってくれた少女。

その後も、親が子どもにコインを手渡し、ギターケースに入れさせてくれることが多い。
Have a nice trip!!
Keep singing!!
そうやって一言かけてもらえるだけでも全然違う。ありがたい。
2時間近くで本日のあがりは200クーナ。
その後は町をぶらぶら。

15クーナでピザを購入。安いし旨いしボリューム満点。最高やんけ!!!

何やら人だかりができている。3人組のエンターテイナーのようだ。

クスっと笑わせるようなパフォーマンス。子ども達が気軽に参加できるようなパフォーマンス。身体能力をフルに生かしたパフォーマンス。
これはすげえわ。3人のコンビネーションが抜群。拍手を煽ったり、チップを求めたり、お互いがお互いを絶妙にサポートしてる。
人々からは笑いがこぼれ、拍手と歓声が巻き起こる。
なんか悔しいな。残念だが今の俺には絶対にかなわない。
陽が暮れていく。


夜。
ブログを書こうと、宿のロビーでPCを触っていると、様々な国の人々が集まって来た。
フランス、アメリカ、アルゼンチン、、、、
突然のライブ開催!!!!!
ニューヨーク出身の歌うたいと、俺。交互に1曲ずつ演奏し、宿は拍手と歓声、笑顔に包まれる。

オリジナル曲を歌う流れになったので、この間作った「HEIWA」を歌うことに。
オリジナルを歌うのはマジで勇気がいる。しかも、日本語やし、どこまで伝わるかが未知数だ。だが、こういう時のために作った歌だ。ここで歌わなかったらいつ歌うの?って話になる。
「10日くらい前にポーランドでできた歌。アウシュビッツ収容所に行ってきたんやけど、改めて、今の時代が無数の人々の犠牲に成り立ってるということが理解できた。世界の平和を願って作った歌。平和っていうタイトルで、その意味はPeace。」
俺の下手くそな英語にも、神妙な面持ちで耳を傾けてくれる皆。
おもむろに歌い出す俺。
。。。。。。
しっとりと歌いあげる予定が、一人がラスサビで一緒に歌い出してくれ、それに連られた数人が同じメロディを奏でてくれた。想像以上にピースフルな演奏になった。
純粋に嬉しかった。
これは俺の主観でしかないけど、皆真剣に聞いてくれていたと思うし、拍手にも心がこもっていたような感じがした。
しかし、我ながらええ歌作ったなと思うわ笑
「近くにプライベートビーチがあるんだけど、そこに皆で行ってライブしない?!」
夜12時を回っていたが、ある一人の提案で、外へ。
深い暗闇と、町の光。
潮の匂いと、ゆらめく波。
そこに響くのは、ギターの音と、歌声。
そこで輝くのは、無数の星々と、命。


良い夜だった。
こういうことを青春と呼ぶのだろう。
心さえ若く保っていれば、青春は何度だって訪れる。
そんなことを思った1日だった。
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