85日目「還暦の旅人」

7月3日(水)オーストリア、ウィーン

 

迷ったが今日はウィーンを出発し、ハンガリーの首都ブダペストへと向かうことに。物価が高くかつ、バスキングのできないウィーンに長居する理由はねえ!!!

まずは電車で駅へと向かう。オーストリアの電車もノルウェー同様、改札が無い。切符を買い、乗る前に専用の機械にかざし打刻をする。

もしこれを怠っていたことが発覚した場合、多額のペナルティが課せられるという。

車窓から。本日は快晴なり。

しかし、快適な列車や。Wi-Fiも使えるし、大きなスクリーンに現在地が分かり易く表示される。

ふと、Facebookを見ると、昨年アイルランドで仲良くなった韓国人カップルの2人がカナダで楽しそうにしている写真が。

ヘオとジェニー。

アイルランド、イニシュモア島にて

同じ語学学校に通い、よく一緒にカフェやパブに行ったり、レンタカー借りてドライブしたり、家でご飯作ったりしてた。今は2人カナダでワーホリをしているらしい。

ええ人生やな。

2人は俺が初めて仲良くなった韓国人だ。2人に会うまでは、韓国人は皆、日本人のことが嫌いなんじゃないか?という先入観を持っていたが完全に覆った。

下手くそな英語で日韓関係についての話をしたりしたが、結局行きつくのが、それって俺らの仲には関係ないよな?ってこと。

カナダか。

行ってみてーな。

世界のどこかに、会いたいと思う人がいる。それがこの旅を前に進めるモチベーションになっていることは確かだ。

ここまで俺は何度か心が折れそうになっている。笑

だが、安心してくれ!
俺の夢は終わらねえ!!!!!

 

中央駅のロッカーにギターとバックパックを預け、いざ街へ。

バスの時刻は15時。それまでにウィーンを堪能するで!!!

白を基調とした統一感のある街並み。

モーツァルト像。

ゲーテ像。

昼飯

ウィーンで焼きそば食う奴(俺)

結構人気らしく、店の前には長蛇の列が。箸で食べてるのどうやら俺ぐらいっぽいな笑

んーもう満足したな!

15時半のバスに乗り込み、いざハンガリーへ。流れていく平野を横目に、眠りにつく。


3時間ほどで到着。

ハンガリー、首都ブダペスト。

まず驚くのが人々の顔つき。隣国オーストリアのそれとは異なり、有色人種が多い印象を受ける。

それもそのはず。

ここハンガリーは、ヨーロッパで唯一、アジア系民族が建国した国なのである!!!!

街は、プラハやウィーンと比較すると、ある種の退廃的な雰囲気が漂っている。

宿に到着。

 

なんと!!!!!


ここでついに!!!!!!


85日目にして!!!!!!


日本人の旅人に巡り合ったのである!!!!!


こちらがその黒田さん

某大手起業を早期退職し、半年ほどかけヨーロッパを旅している最中だという。現役時代は大勢の部下を抱える重要な役職についていたそうだ。

2人で1杯酒を飲むことに。

 

「この年になって初めて、自分の好きなことに全ての時間を使っているんだけど、本当に楽しいよ!これまではずっと家族のために働いてきた。それはそれで良かったけれど、どこか物足りない気持ちもあった。」

「ヨーロッパの人々は、お金持ちじゃなくても、皆自分の人生を楽しく生きている。5週間も休むなんて日本じゃ絶対に無理だ。多くの人々が仕事に一生を捧げる日本とは全然違う。彼から人生の楽しみ方を学びたいなと思って。」

 

話好きな黒田さん。サラリーマン時代の話から、旅のエピソード、仕事観や人生観まで面白い話を聞かせてくれる。

 

「肩書きでしか自分を語れないのは寂しいよ。役職があれば人は寄ってくるけど、それを失えば誰もいなくなってしまう。役職を持っていても、中身はその他の人間とそんなに違っちゃいない。それなのに、人は自分が凄くなったかのように勘違いしてしまう。サラリーマンってのは悲しいよなあ。」

「仕事で毎日のように顔を合わせて、飲み会なんかでも話をするだろ?だけど、本当に心に残って、ずっと関係が続いていくのは旅先で偶然出会った人だったりする。不思議なものだよな。」

「日本ではレールの上に乗っかって生きるという価値観が強いよね。若い人には、日本を変えてもらいたいと思っている。俺が若い時から、何十年と経ったけれど状況はたいして変わっちゃいない。違和感を覚えている人は多いはずなのになあ。」

 

何時間経過しただろう。

それが一瞬に感じられるくらい有意義な時間だった。

旅人同士が打ち解けられるのは、お互いにゼロの姿でいられるからだ。

何の肩書きもないありのままの姿で。

日本企業において、25歳の社会人4年目の社員と50代後半の部長クラスの社員。この2人が本音で語り合うことはまず不可能だ。

組織の中では、例え勤務時間でなくとも、お互いが、お互いの立場、肩書きというフィルターを通してしか関わることができない。

心の中で本当に思っていることは絶対に分からない。

それは凄く寂しいことだ。

 

「あっという間に60歳になるぞ。どんな生き方をしても、時間の流れだけは同じなんだ。君は60歳になった時こう思うだろう。ブダペストで出会った旅人が言ってたことは本当だった、ってね。」

 

そんなブダペストでの夜だった。

 

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